環境・社会への取り組み

環境方針

株式会社ベジテックは、健康社会への貢献活動と環境保全活動を積極的に推進することにより「健康」と「環境」を守る循環型社会の構築を目指します。

基本方針

株式会社ベジテックは、主として青果物を専門に取り扱う会社として
お客様に安心・安全な商品・サービスの提供を通じて
環境保全活動を積極的に推進します
そして循環型社会の構築に寄与していきます

  1. 環境保全を常に意識する仕事の仕組みをつくり、環境の保全と汚染の予防に取り組みます
  2. 環境保全に関連するコンプライアンスを約束します
  3. 事業活動を通じて次の環境保全活動に取り組み、その活動を定期的に見直します
    1. 健康と環境に配慮した商品の提供に努めます
    2. 地球温暖化防止のために、省エネルギー活動を積極的に取り組みます
    3. リデュース(減量)・リユース(再使用)・リサイクル(再資源化)に努めます
      • 包装資材の簡素化に取り組み、廃棄物処理での環境汚染の減少に努めます
      • 有機物である生ゴミを、家畜の飼料や肥料として、
        再利用しようとする事業体に支援、協力をしていきます
  4. この方針を全従業員および協力会社社員が理解し、
    お客様とのパートナーシップを育み地域に根ざした環境保全活動を推進します

ベジテックの取り組み

① 省エネルギー化と再生可能エネルギー活用を推進

  1. 太陽光発電

    2021年より工場へ太陽光パネルを設置いたしました。
    現在では工場の使用電力の2割を占める実績があり、再生可能エネルギーの活用へ向けて、継続的に取り組んでおります。

    川島工場 太陽光パネルの設置
    出典:Google earth

  2. 熱回収装置 リカロ+の導入

    ベジテックでは、「流下液膜式熱回収装置 リカロ+」を工場へ導入しております。製品の製造中に発生する排水が持つ温度を、新たな用水と熱交換することで、エネルギーの消費量を抑えた加温・冷却が可能です。この装置は最大で70%~80%の熱交換能力があり、使用する燃料・電力の削減につながり、CO2排出量の削減にも大きく貢献しています。

    リカロ+(川島工場設置)

    熱回収の仕組みSystem

    1. 熱回収水を熱交換ユニット内部に通す
    2. 洗浄機等からの温排水を装置の上部に入れる
    3. 温排水が薄い膜を作りながら、熱交換ユニットの外部を流れ落ちる
    4. 熱交換ユニットで温排水の熱を、熱回収水が奪う
    5. 熱回収して温まった水を補給水として使う

    熱回収装置 リカロ+の構造イメージ

  3. LED化

    2022年度までに工場の蛍光灯器具をすべてLED化し、省エネルギー化に取り組んでおります。

② 低環境負荷の生ごみ処理を実現

  1. 生ごみ処理器 “POITO”の導入

    生ごみ処理の焼却処分には、大量の資源(重油)の使用と、CO2の排出が伴います。ベジテックグループでは環境負荷の少ない処理を模索する過程で、生ごみ処理機 “POITO”の導入を進めています。

    バイオ製剤・BC剤(ポリプロピレンとセラミックボール)の中へ生ごみを投入し攪拌することで、焼却処理より少ないCO2排出と、そのまま下水道や浄化槽で処理可能な水溶液のみに分解することが可能です。

  2. 残渣減容装置の導入

    動植物性残渣の処分や排水の処理に際し、その環境負荷を抑えるため、工場の設備の刷新を進めております。

    基幹工場の川島工場では、残渣減容装置を新しく導入し、排出される残渣の大幅な削減を実現しています。

③ 食品ロス削減と再価値化への挑戦 ~野菜果物の規格に合わせた商品化~

ベジテックグループでは、新たな商品開発へ挑戦し、食品ロスの削減に取り組んでいます。

生産過程で発生する様々な規格の青果物に対し、最適な加工開発を行うことで、生産者の皆様にもメリットのある商品提案を進めています。

例えば、旬のおいしさを閉じ込めた冷凍フルーツでは、そのまま食べるだけではない、新しい食べ方を提案しております。

また、さつまいもの取り組みとして、焼き芋の原料としてだけではなく、加圧加熱処理による新規商品や、冷凍技術を活用した商品開発などを行っています。これらの取り組みを通し、幅広い規格のさつまいもの大きさや状態に合わせた商品提案を行いながら、畑で作られるさつまいもを無駄なく使い切る仕組み作りに挑戦しています。

今後は、さつまいもやバナナを中心として、ペーストやピューレなどの加工品の取り組みを進める等、食品ロスの削減に向けて、研究を進めてまいります。